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<title>競馬インタビュー・・・Derby21.com</title>
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<copyright>Copyright 2006</copyright>
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<title>野平祐二さん・・・スピードシンボリ（４）</title>
<description><![CDATA[<p><img src="http://www.derby21.com/derby/images/p_nohira3_s.jpg" align=right> …引退レースとなった翌年の有馬記念はどうでしたか？</p>

<p>「このときは調子が良かったですからね。自信がありました。最後だから、横綱がどうやって勝ったら横綱らしく見えるのかってね、それだけを考えてましたね。</p>

<p>それで、最後まで一番後ろにいて直線でみんな抜いてくれば、一番カッコよく見えるんじゃないかと思って、３コーナーまで一番ビリにいたんですよ（笑）。</p>

<p>不安？　なかったですよ、全然。危険に見えてもそれで勝てばいいんです。もし届かなかったらどうしよう、なんてのはなかったですね。相手のことなんか、全然考えもしなかった。</p>

<p>で、ほんとは４コーナーまで後ろにいるつもりだったんだけれど、３コーナーで内側の馬場の悪いところがガラあきになってね。そこしかいくとこないから、そこ通っていっちゃったわけですよ。あの馬、馬群を縫っていくときはほんとに速いから、あっという間に先頭までいっちゃった。そして、またアカネが外からガァーッとやってきて。また前の年と同じ結果になっちゃった。また勇み足ですよ（笑）。だからね、カッコつけようとしても、なかなかうまくいかないものなんですよね、勝負ってのは（笑）」</p>

<p>…この有馬記念連覇を花道にしてスピードシンボリは牧場へ帰っていったんですね。 </p>

<p>「はじめの頃は、なんて弱々しくてなよなよした馬なんだろうって思ってたけれど、いま思えば、あんなにしっかりした馬もいなかったですね。いま、うちの厩舎はクラシックどころか、未勝利ひとつ勝つのも大変だって馬ばかりなんですけど（笑）、なかなか自分の能力を出しきれない馬たちを見てよく思いますよ。この馬がスピードシンボリの我慢強さを半分くらいでも持っていてくれればいいのにな、とね」</p>]]></description>
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<pubDate>Thu, 14 Oct 2004 22:33:19 +0900</pubDate>
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<title>野平祐二さん・・・スピードシンボリ（３）</title>
<description><![CDATA[<p><img src="http://www.derby21.com/derby/images/p_nohira2_s.jpg" align=right>　…その質のちがいとはなんですか？</p>

<p>「一言で言うと"ため”。馬のパワーやスピードをためるということ、蓄積するということと、我々が日本でやってた抑えて下げるということは、似ているようで全然違うんです。力を体の中にためこんで、それを最後に一気に爆発させるってことが大事なんです」</p>

<p>…ジャパンカップでも向こうの馬が見せる爆発力はすごいですよね？ </p>

<p>「そうなんですよ。騎手のもってるためる技術も日本とはちがうし、もともと馬を育てていくときに、馬自身に、"ため”をつくるってことがすなわち強さなんだって教え込んでいますからね。"強さ”とは、ただ速く走って勝つということとはまたちがうものだ、ということですよ。</p>

<p>そのことが、誰もわかってなかった。で、私は思いましたよ。なんて大きな過ちを長い間やってきたんだろう、とね。そのときは、向こうの競馬社会の中で入りこんでやらなきゃだめだという気持ちにもなりました。でも、そういう失敗をしたってこと、大きな壁にぶつかったってことは、私にとっていい経験でしたね」</p>

<p>…そのときスピードシンボリはどんな気持ちだったんでしょうか？</p>

<p>「辛かったと思いますよ。大変な苦労だったでしょう。結局、人間の趣味とか娯楽のためにテストとしてもっていかれたわけだから。馬にとってみれば、かわいそうな話ですよね。 </p>

<p>凱旋門賞で１０着に負けた後、私はスピードシンボリといっしょに飛行機で帰ってきたんですが、あの馬、ほとんどなにも食べないし、飲まないんですよ。フランスの、人の指くらいのちっぽけな泥のついたニンジンを、ひとくち、ふたくち食べるだけでね。あとはもう食べない。燕麦なんかも、手のひらにのっけてやると少しだけ食べるという感じで、なんかウサギにエサをあげているような感じでしたよ。</p>

<p>でもね、あの馬はそんな辛さをきっちり我慢した。それで、その馬から、私は、ほんとの耐える強さを教えられましたね。勝負ってのは耐えることも非常に大切なんだってことを」</p>

<p>…その後、帰国して一ヶ月たらずで、四度目の有馬記念に臨むわけですよね？</p>

<p>「凱旋門賞やキングジョージを使った馬ですからね。こんな馬ほかに日本にはいないんだと、負けちゃいけないんだという気持ちがありましたね。</p>

<p>だけど、日本とは全然違う馬場を走ってたので、モーションが変わっちゃったんですよ。昔のフワーッというすごく大きなモーションが、クッ、クッという感じの細かいのになっちゃったんですよ。それをこっちは力んでると受け取って、ちょっとまずいと思ったんですね。それからやっぱり、遠征の疲れなんかの体調の不安もあったしね。 　</p>

<p>それでも勝った。実は、あの馬については自慢するほどうまく乗ったレースはなくて、いつもカッコよく勝ってやろうとするわりには、そうもいかなかったんですが（笑）、このときも少し早仕掛けでね。最後は、アカネテンリュウに差し込まれているんです。それでもあの馬は、並ばれたら突き放すって感じで、絶対に抜かせないんだけどね」<br />
</p>]]></description>
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<pubDate>Wed, 13 Oct 2004 20:32:43 +0900</pubDate>
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<title>野平祐二さん・・・スピードシンボリ（２）</title>
<description><![CDATA[<p><img src="http://www.derby21.com/derby/images/p_nohira1_s.jpg" align=right>…サラブレッドの本質である繊細さを強くもっていたわけですね？ </p>

<p>「そうです。外から見ると、細くて、脚が長くて、とてもひ弱に見えるんだけど、内に秘めた闘志というか我慢強さはすごかった。猛烈でしたね。だからレースへいくと全然ちがうんですよ。相手が隣にいると対抗心を出して走るから、馬群を割ってグァーンと上がっていくのが得意でしたね」</p>

<p>…体形はどんな感じだったんですか？ </p>

<p>「きれいな感じでしたね。私の好きなタイプ。私は、競馬って優雅にスマートに見せるもんだと思ってるので、どちらかというと、あんまり大きくて不細工な馬は好きじゃないんです、実は（笑）。あんまり厚い馬は好きじゃない。ノーザンテースト？　う〜ん、やだねえ（笑）。</p>

<p>そこへいくと、スピードシンボリはきれいなタイプでした。亀甲がす〜っと長くて、脚も長くて、細くて、体が薄くてね。鹿毛ってのも良かったね。スマートな馬でした。あの馬が３歳（現在の２歳）から８歳（同９歳）まで長く活躍できたのは、そういう体形的なものもあると思いますよ」 </p>

<p>…二度目の海外挑戦にあたって、自信はあったんですか？</p>

<p>「あった、あった（笑）。前にアメリカに行ったときに、そんなにたいしたものでもないなって思ったんですよ。ヨーロッパの代表といってもこの程度のものなのか、とね。だから、いまのスピードシンボリならば、なんとかなるんじゃないかっていう変な自信というか自惚れがありましたね。</p>

<p>えらく過信してたんですよね。でも、それがなくちゃ仕事なんてできませんからね（笑）</p>

<p>それで、ヨーロッパへ入って、実際に中で競馬をやってみたら全然ちがったんです。私が考えてた表から見たヨーロッパの競馬と中のほんとの競馬はちがってた。この驚きは大きかったですよ」 </p>

<p>…キングジョージ６世＆クイーンエリザベス・ステークスは５着でしたが、あのレースでもそう感じたんですか？ </p>

<p>「あのときは、４コーナーまで手ごたえがこんなに良くっていいのかというくらいに良くて、コーナーまわって一瞬ハナに立つんですけれど、その途端にあっと言う間に抜かれて置いていかれてしまったんです。</p>

<p>そのとき、私がいままで３０年近くやってきた日本の競馬と、ヨーロッパの長い伝統の上にある競馬の、質のちがいというものをしみじみと感じないわけにはいきませんでしたね」<br />
</p>]]></description>
<link>http://www.derby21.com/derby/myfavorite/archives/2004/10/post_1.php</link>
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<pubDate>Tue, 12 Oct 2004 19:04:47 +0900</pubDate>
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<title>野平祐二さん・・・スピードシンボリ（１）</title>
<description><![CDATA[<p><img src="http://www.derby21.com/derby/images/p_nohira1.jpg" align=left>　スピードシンボリは軟弱な少年だった。それが、経験を積むにつれて、しだいに、とても強い精神力をもった男へと成長していった。</p>

<p>　４歳の春こそ体調が整わなくて惨敗をくり返したが、秋に急成長し、菊花賞ではナスノコトブキのハナ差の２着と健闘した。５歳を迎えると完全に本格化。年明けから無傷の重賞４連勝を成し遂げ、念願のタイトル天皇賞も手中におさめた。</p>

<p>　そして日本代表として、アメリカのローレル競馬場で行われた国際招待レース、ワシントンＤＣインターナショナルに参加。フォートマーシーの５着にがんばった。</p>

<p>　その後日本に戻り、目黒記念などいくつかの重賞を勝ったのちに、再び世界の競馬に挑むため、もう一度海を渡る。</p>

<p>　最初の遠征から１年と半年の月日が流れ、スピードシンボリはすでに７歳。目指すは世界の競馬の最高峰、凱旋門賞である。<br />
<hr><br />
「初めて会ったときの印象は、おとなしいなあって感じでしたね。やさしい感じです。たくましい、俺は男だっていう、筋骨隆々とした格好じゃなかった。性格も、いつも厩（うまや）のすみっこにジーッと頭を下げてるだけで。ほんと、神経質な馬でした。線が細くてね。いわば牝馬的な馬でしたよ。</p>

<p>牧場で見たときもそうでした。おなかが弱くてすぐ下痢ばっかりしたりするから、この馬一頭だけ、ほかの馬たちと離れて別のパドックに放牧されてたんですよ。見てるとね、いつも、飛行機が頭の上を飛んでいくたびに、長い首を上げて空をながめてんの。たったひとりで」</p>

<p>…でも、我慢強い馬だったと聞いていますが？</p>

<p>「そうですよ。ルドルフの我慢強さも、スピードシンボリから受け継いだものだと思います」</p>

<p>…神経質なのに、我慢強いんですか？</p>

<p>「繊細じゃなきゃだめなんです。ずうずうしくて、俺はなんにも動じないんだっていう、いわゆる“鈍”のほうではだめなんです。勝負で通用するためにはね。カミソリのように切れるものがあって、その中でやせ我慢でもなんでもつくるということが大事なんです。</p>

<p>昔の巨人のエース金田も、対談したときに言ってましたよ。俺は、緊張して怖いから、なんとか相手をやっつけなきゃいけないから、相手を威圧しようとふてぶてしくしたりするんだって（笑）」 <br />
</p>]]></description>
<link>http://www.derby21.com/derby/myfavorite/archives/2004/10/post.php</link>
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<pubDate>Mon, 11 Oct 2004 19:03:39 +0900</pubDate>
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