●日本にはないダブルの馬券で勝負!
仕事の関係で2年前からアメリカのノースカロライナ州に住んでいるので、私にとってのダービーは日本ダービーではなく、ケンタッキー・ダービーです。
ケッタッキー州ルイビルのチャーチルダウンズ競馬場で行われるこのダービーは、日本ダービーより1ヶ月ぐらい早いんですよね。今年は5月5日でした。
その前日はケンタッキー・オークス。これも注目の大レースで、私はオークスとダービーの勝ち馬を両方当てる「ダブル」という馬券を買って、ワクワクしながらレースを見ていました。そしたら、オークスのほうは見事、予想が的中したんですよ!
このダブルは日本にはない馬券ですが、1着と2着の組み合わせを当てる連勝複式よりも興奮しますね。「競馬の醍醐味は1着を当てること」。私を競馬の世界にひきこんだ友人にそう教えられたのもありますし、1着を貪欲に狙って騎乗する騎手にひかれますからね。もちろん、最初のレースが外れたらパーなんですけど。
●ダービーが当たれば300倍?
でも、肝心のダービーは残念ながらリアルタイムでは見られなかったんです。実はこちらのテレビはただでは見られないんですが、私が契約しているネットワークではダービーの中継をやってくれないんですよね。仕方がないから、レースはニュースで見ました。
それでも、直前はワクワクしましたね。なんといっても、前日のオークスが当たっているわけですから、ダービーも、と期待しないわけにはいきません。私は相当人気のない馬も買っていたので、1ドルが40ドルから300ドルになるくらいの配当が期待できました。
それから、こちらのレースは通常、1レースの出走頭数が12、3頭なんですが、ケッタッキー・ダービーは17頭。これなら、ふだんでは見られないような激しいレースが見られそうだ、という期待感もありましたね。テレビの朝のお天気番組では、ルイビルから生中継をしたりしていて、ワクワク感を盛り上げてくれました。
●大舞台でもふだん通りの騎手たちに感心
でも残念ながら、ダービーははずれ。オークスとダービーの連覇の夢はかないませんでした。やっぱり、馬券の種類は違っても、難しさは日本もアメリカも同じのようです。
でも期待通り、レースは見応えがありました。特に、私がいつも馬券の中心として注目している騎手たちが結構いい活躍をしたのが印象的でした。
逃げたのはグライダーという騎手で、結構粘ってましたね。いつもはこうやって逃げて、2着とか3着に残るんですよ。家ではいつも、2歳になる双子の娘たちと一緒にテレビに向って、「ゆっくり! ゆっくり!」とわめいています。
また、よく穴をあけるプラドが4着ぐらいに来ましたね。これも結構、感動しました。彼はすごくうまいんですよ。それに、プエルトルコ出身のベラスケスがあまり人気のない馬を2着へ持ってきましたね。彼はうまいというより、賢いタイプ。いつも、気がつくと上位にいます。
あと、勝ったチャベスという騎手は、私の印象では大レースで一発というタイプの騎手ですね。私がこちらに赴任したときに、何か大きなレースを勝って表彰されていたのを覚えています。
どの騎手にしても、自分の特徴をよく出していましたね。ダービーのような大舞台でも、ふだんやっていることを当然のようにやってのける騎手たちに、感心しました。
●「一度、ルイビルへ」がいまの目標
ところで、こちらでも日本にいるときと同じように「週末は競馬三昧」の私ですが、馬についてはすべてを見切れていません。日本の中央競馬と違って、全国に散らばるたくさんの競馬場でほとんど毎日のように競馬をやっているからです。大レースまでのステップレースもたくさんありますしね。
それから、いうまでもないことかもしれませんが、日本の競馬は芝のレースが中心ですが、こちらではダートが主流です。ケッタッキー・ダービーもダートですからね。それからアメリカの場合、スターティングゲートでは、必ず1頭に1人のゲートボーイがついて、出遅れないように馬の頭をおさえています。これはいいですね。
競馬場もいくつか行きましたが、いいなあと思ったのは、ニューヨークのベルモントパークとカリフォルニアのサンタアニタ。どちらもきれいな競馬場で、また行きたいですね。ニューヨークのアケダクトは、日本でいえば、大井競馬場といったところかな。
でも、ケッターキー・ダービーが行われたルイビルのチャーチルダウンズ競馬場にはまだ行ったことがありません。今の目標は、一度、ルイビルへ行くことですね。